大谷の移籍が決まりドジャースグッズが人気だという

 日本ハム時代に大谷と共にプレーした選手は、「後払い方式を希望したと聞いて翔平らしいなと思いました」と笑う。

「個人で突出した能力を持っていますが、チームのことを誰よりも考える。あと、お金に執着がないんですよ。執着がないという言い方は誤解を招くかもしれませんが、日本ハム時代から全然使わなかった。プロ野球の世界に入って、いきなり大金を手にした選手は高級ブランドの服や靴、ネックレスなどを身にまとう時期があるのですが、翔平は全く興味を示さない。酒、ギャンブルもやらないし、飲み会に全然顔を出さない。女性陣から『大谷君は来ないの?』と毎回のように聞かれましたが、誘っても来ないので先輩たちも声を掛けなくなった」

誰にも分け隔てなく接する

 かつてNPBでプレーし、現在は独立リーグで指導者を務める球界関係者はこう語る。

「女性が参加する飲み会が好きな選手ばかりではありません。ただ、先輩に言われたら断りづらい雰囲気が当時はあった。断られたことに怒って説教する先輩なんてゴロゴロいましたから。大谷の凄いところは行きたくない場所に『NO』と言えること。グラウンドで最高のパフォーマンスを発揮するため、心身にストレスのかかること、プラスにならないことを避ける。付き合いが悪いと思った人間がいたかもしれません。しかしチーム内で浮かなかったのは、投打の二刀流という唯一無二の存在で結果を出し続けたからでしょう。誰にも分け隔てなく接する人柄も好かれる理由だと思います」

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