ドームの今年度のイベント実施予定数は123日で昨年度より25日増える見込み。今年度から黒字化を目指すということだが、その“楽観的”な姿勢こそが市民のドームに対してのネガティブな感情を生み出しているという声もある。
「ドーム以外にも公共のスポーツ施設が赤字になっているというケースは少なくありません。ドームも日本ハムの移転が決まった時点で厳しい状況が待っているというのはわかっていたはずです。ですが、その後に見通しが甘いと指摘される強気の試算を発表するなど、ドーム側の姿勢が市民の怒りを買った部分もある。もう少し現実的となって、みんなの財産であるドームのあり方を提示していれば、これほどまでに大きな問題とはならなかったのではとも思う」(スポーツ関連のネットメディア関係者)
山川社長は「見通しが甘かった、には抵抗がある。思惑通りいかなかったのは事実だが、挑んだことに変わりはない」とあくまでドーム側の施策などを肯定しているが、今後状況が好転することはあるのだろうか。