「デビュー当時、語尾の抜けなどに聖子ちゃん節が出ていると指摘されました。ちょっと気を抜くとすぐ出ていたので(笑)、自分の曲を歌うときには極力聖子さんを意識しないように心がけていました。でも福岡で同じ先生に歌を習っていたことは自慢です」

 日本武道館で9月に行われた松田聖子のコンサートに招待され足を運んだ。

「1曲目の『チェリーブラッサム』。軽快なイメージがある曲を、激しいギターの弾き語りでロックのアプローチに進化させて。新しさとこれまでの聖子さんが同居していました。いろいろな経験を積まれてきたからこその透明感と品のよさ。さまざまな思いが溢れかえって、私は1曲目から涙でした(笑)」

 小学生のころからの憧れは、ずっと変わらない。

「いつどこを切り取っても『松田聖子さん』でいてくださる唯一無二のアイドル。そのプロフェッショナルな姿にずっと大リスペクト、私たち女子の神様です!」

週刊朝日  2022年11月4日号

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