――二人とも、ミドルティーンの頃から芸能界で活躍し続けている。ともに“普通であること”を大切にしているという。
櫻井:実践できているかは別として、意識はしています。芸能のお仕事をしていると、自分では普通に過ごしているつもりでも、いつの間にかずれてしまうのが怖いんですよね。長くお仕事をさせていただくほどそう思う。すずちゃんには近しい感覚があります。だから、落ち着くのかもしれない。地方で映画「ネメシス」の撮影をした際にごはんを食べに行ったら、あとからすずちゃんが衣装のまま現れたんです。
広瀬:翔さんが店内にいることに気付いて外から視線を送っていたんですが、お肉に夢中で全然気づいてもらえなくて(笑)。あまりにも普通に食事をしている姿に驚きました。
櫻井:(笑)。こっちこそ、すずちゃんがすごくナチュラルに現れたので感動したよ。
――4度目の共演をするとしたら、どんな役を演じたいのだろうか。
広瀬:(挙手をして)はい!
櫻井:早っ!(笑)
広瀬:「ラプラス」も「ネメシス」も私が演じたのが遺伝子操作を施されてちょっとした特殊能力を持っている役だったので、人間の役で共演したいです! 次は人間がいい(笑)。
櫻井:“人間がいい”(笑)。なかなか言えないセリフだよ。
広瀬:そういう役を演じることもなかなかないのに、翔さんと一緒のときはなぜかそうなんですよね。
櫻井:確かに。でも、またもやすずちゃんが人間じゃない「3部作」になるかもね(笑)。
(構成/ライター・小松香里)
※AERA 2023年4月10日号