私は元銀行員や、元機関投資家の友人達に変動金35年ローンについて、どう思うか聞きました。「機関投資家もびっくりのハイリスク投資だよ……35年後なんて何が起こるかわからない。それは歴史が証明しているでしょ」という返事でした。

125%ルール・5年ルールなら安心?元本は減らないことも 

 こういう話をすると、変動金利には「125%」&「5年ルール」ってのがあるんだ!と、言われます。たしかに、変動金利が上昇しても、5年間は支払い金額は抑えてくれるかもしれません。しかし、その間は元本に対する返済割合は小さいです。また、125%ルールがあれば、月々の返済額は前回の125%以内に抑えられます。ただ、こうしたルールがあったとしても、支払い総額は金利が上がれば当然増えますので、未返済分が生じたら、それはどこかで払わなければなりません。

 投資の基本は、リスク分散。固定金利だけもコストが気になるという方は、せめて固定金利と変動金利のミックスが重要かもしれません。

 この記事を書いている前日には、政府の骨太方針をめぐり、円安も意識した金融政策をするのかという記事が出てきてマーケットで話題になりました。35年先なんて本当にわからないです。固定金利で購入できる身の丈にあった資産形成をしていこうと自分にも言い聞かせています。

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