実際、ソーシャルメディアでは、10代の若者がスキンケアに熱中している様子が見受けられると言います。CNNの記事(※1)によると、あらゆる種類のクリームやジェル、フェイスマスクやフェイシャルピーリングに対して好奇心を示す、スキンケアに夢中なティーンエイジャーは「セフォラ・キッズ」と呼ばれているそうです。

 そのCNN記事の中で、「セフォラ・キッドのトレンドは、実際に起こっている現象だ」と指摘するニューヨークの皮膚科医ペンジ博士は、発疹、アレルギー反応、さらには皮膚の火傷など、不必要なダメージを引き起こしているのではないかと懸念すると同時に、「10代の若者に勧めている3つの商品は、肌に優しいクレンジング剤と保湿剤、そして日焼け止めであり、その他の商品は、脂性肌やニキビができやすい肌など、この年齢の特定のニーズにのみ対応すべきだ。」と述べています。

 ここ10年、実際に私が行ってきたスキンケアは、私にとってはとても良かったと感じています。疲れた時にニキビができる程度のみで、化粧をしていた時に悩まされた季節の変わり目の肌トラブルも、一切なくなりました。

 年齢に伴うしわは出てきたように、鏡を見るたびに感じますが、加齢に伴うものだからと、受け入れていこうと思っています。保湿と日焼け止め対策は、ここ10年の経験で、私には最適なものだと実感しているので、幾つになっても継続していこうと思っています。

【参照URL】

(※1)https://www.cnn.com/2024/03/12/business/sephora-kid-tweens-skincare-obsession/index.html

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山本佳奈

山本佳奈

山本佳奈(やまもと・かな)/1989年生まれ。滋賀県出身。医師。医学博士。2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。2022年東京大学大学院医学系研究科修了。ナビタスクリニック(立川)内科医、よしのぶクリニック(鹿児島)非常勤医師、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)

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