曇りの日もしっかり紫外線ケアを(写真はイメージ/Gettyimages)

 地方勤務をしていたある日のことです。とうとう、メイク落としや化粧水といった基礎化粧品の買い置きが、一切なくなってしまったのです。

 「もう、化粧なんかしなくていいや!」

 化粧落としが不十分な状態がこの先も続いてしまうとなると、きっと肌に良くないに違いないと思った私は、この買い置きがなくなった事件をきっかけに、化粧をすることをきっぱりやめてしまったというわけなのです。

 化粧をすることをやめたとは言え、乾燥肌気味の私は、洗顔後保湿をしないと、顔がパリパリしてきてしまいます。化粧水の後、保湿液をすると言う手間を、ずっと面倒に感じていた私は、保湿のために、美容液だけは使い続けることにしたのです。

日焼け止めクリームだけは

 日焼け止めクリームも、年中欠かせないアイテムです。夏の紫外線が強い時期はしっかり塗り、冬の期間は少し薄めに塗っています。日焼けだけでなく、シミやそばかす、乾燥や皮膚がんなどの対策にも日焼け予防は、大変重要です。しかし、私が年中、日焼け止めクリームを欠かさないのは、もっぱら日焼けしたくないからに尽きます。どうも日焼けした肌の色は私には合わないように感じ、それ以来、日焼け予防は徹底するようになったのでした。

 東京に住んでいたときは、化粧をしていないのは「私だけ」と言っても過言ではないほど、化粧をするのが当たり前という世界だったような気がします。そのため、化粧をしないスタイルの私は、少々肩身の狭い思いをして過ごす日々でした。

 しかし、化粧を完璧にしている人もいる一方で、ナチュラルなスタイルで過ごしている人も多くいるアメリカに来てからは、「化粧をしなければならない」と感じる空気から解放されたような気がします。

 もちろん、ショッピングモールやドラッグストアに行けば、化粧品コーナーは目のつくところにあり、たくさんの化粧品が販売されています。大人はもちろん、小さな子どもたちも、化粧品を選んでいる様子を見かけることは日常茶飯事です。街中でも、中学生といった若い世代の人が、化粧をしている姿をよく見かけます。中学生の筆箱からリップグロスやアイシャドウが出てきた時の衝撃は、今でも忘れられません。

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アメリカの10代は