昨年に前立腺肥大症と診断されて、手術したという(事務所提供)
この記事の写真をすべて見る

 24年前にバラエティー番組「進ぬ!電波少年」(日本テレビ系)の「電波少年的東大一直線」で大ブレークしたお笑いタレント・坂本ちゃん(58)。個性的なキャラクターで様々なバラエティー番組に引っ張りだことなったが、徐々に仕事のオファーが減少してゼロになった時期も。ストレスを感じていたのだろう。体重が増えて人と会うのがつらい時期があったという。昨年に前立腺肥大症と診断されて、手術したことをきっかけに肉体改造に取り組んだ。【後編】ではなぜ5カ月で19キロ減量できたのか、電波少年後に抱えていた知られざる苦悩、仕事がなかったときに救われた言葉などについて語ってもらった。

【写真】全然変わらない!着物姿のケイコ先生はこちら

※【前編】<「電波少年」坂本ちゃん ブレーク後に数千万円渡しても催促してきた家族と絶縁…「悪魔と思われてもいい」>より続く

*  *  * 

――昨年6月に前立腺肥大症の手術をしました。体調の異変に気づいたのはいつごろでしたか?

 頻尿をずっとそのままにしていて、2022年の年末に風邪薬を飲んだら尿が出なくなってしまったんです。初めての経験でびっくりしました。下腹部に痛みを感じて歩けなくなって不安でしたね。年末で病院に行けないので、年明けにクリニックに行ったらカテーテルで2リットルぐらいの尿が出て。病院の先生に「こんな我慢強い人見たことない」って言われました。前立腺肥大症って病名を言われたときは安心しました。原因がわからず尿が出ないときのほうが苦しかったです。

節目で女性に助けられる

――手術後に減量を決断しました。

 マネジャーから「血圧が高いって言われていましたけど、その後に病院行きました?」って言われて。先延ばししていたんですけど、重い腰を上げて病院に行ったら血圧が160、170で。そのタイミングで通販の番組企画で血圧を下げるために女性のインストラクターをつけてもらうことになったんですよ。減量できたのはこの方のおかげですね。電波少年のケイコ先生のときもそうですけど、私は節目で女性に助けられているんだなあって。

次のページ
歩くことで食欲が減退した