ベテラン演歌歌手の水谷千重子(友近)
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19日放送の「千鳥のクセスゴ!2時間SP」(フジテレビ・午後7時~)は、秋山竜次(ロバート)など超人気芸人が新ネタを連発する。ゲストのひとり、友近の過去の人気記事を振り返る。(「AERA dot.」2023年9月30日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)

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 女芸人だけのお笑いコンテスト「THE W」が2017年から毎年開催されるようになり、女性の芸人の活躍の場も広がっている。こうしたなか、先日発表された「吉本興業所属の面白いと思う女芸人ランキング」(All About ニュース)で堂々の1位に輝いたのは、ピン芸人として長らく活躍する友近(50)だった。

 毎年、女芸人の世界も多彩な新星が現れるが、なぜ友近は安定した人気を保っていられるのか。お笑い界に詳しい放送作家はこう明かす。

「やはりネタの力でしょうね。今も『千鳥のクセがスゴいネタGP』や『有吉の壁』など全国の番組でネタを披露していますが、どれもこれも高水準で面白い。『見たことがある』と思わせるキャラを構築し、しぐさやワードセンスで爆笑をかっさらうという意味では、中川家やジャルジャルにも通じるものがあります。しかし、あの憑依芸は女芸人界でも頭ひとつ抜けているというか、新たなジャンルをつくったとも思います」

 友近がつくり上げたキャラの中で、最も有名なのはベテラン演歌歌手「水谷千重子」だろう。ロバートの秋山竜次やチュートリアルの徳井義実なども歌手キャラを作り上げ、水谷千重子一座として壮大なネタを披露し続けている。実際に、明治座で2019年から「水谷千重子50周年記念コンサート」を開催。3回目となる今年も『50周記念コンサート』とタイトルは変えず、実際のコンサートながら、水谷のキャラを壮大なコントとして仕上げている。

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