お笑い評論家のラリー遠田氏は、友近についてこう評する。
「友近さんは、ロバートの秋山さんにも通じる“なりきり芸”のスペシャリスト。どこかで見たことがあるような人物になりきって、そのキャラクターを演じるのが抜群にうまいのです。その中には『たしかにこういう人いるなあ』と多くの人に思わせるような『あるあるネタ』の要素もあれば、大げさに誇張したようなオリジナルの部分もあります。その両方をバランス良く兼ね備えているところが面白いのです。自分のつくった世界観に見る人を巻き込んで、共犯関係をつくってしまうのが友近さんの独創的なところであり、その芸は唯一無二のものです」
これからも、友近がどんなキャラに“憑依”するのか楽しみでならない。
(藤原三星)