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 どうすれば営業で効率よく成果を出せるのか。営業支援を行う営業ハック代表の笹田裕嗣氏は「自分が1件のアポにどのくらい時間を費やしたか、把握していない人は多い。時間あたりの成果を最大化する意識を常に持っておく必要がある」という――。

 ※本稿は、笹田裕嗣『営業がしんどい 売れなくて悩む営業が今日からできること』(日本実業出版社)の一部を再編集したものです。

人間は1日に3万5000回の決断を繰り返している

 人の脳は常に大量の情報・データをもとに判断をくり返しています。ケンブリッジ大学のバーバラ・サハキアン氏の研究では、1日に3万5000回の決断をしているという結果もあります。

 3万5000回すべての判断を、自分の意思で決断できるでしょうか? 不可能ですよね。人間は、経験則や先入観によって自分なりの解を導き出す意思決定の仕組みを持っています。つまり、3万5000回の決断すべてが吟味した答えというわけではなく、自分の直感や感覚で決められたものが多数混ざっているということです。

 営業活動も決断の連続です。営業には必ず相手が存在し、そして電話や対面・オンラインでの商談時のコミュニケーションでは、即座に返答・回答しなければいけない場面があります。

 だからこそ、営業で成果を出すためには、圧倒的に「習慣」が大事だと私は考えています。今自分がどんな習慣を持っているか、回答やコミュニケーションの癖を持っているかが成果に大きく影響します。

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