東海地方は、この土日から週明けの13日(月)は、天気が目まぐるしく変わるでしょう。13日(月)は前線が通過し、警報級の大雨の恐れがあります。14日(火)以降は晴れて、汗ばむ陽気が続きそうです。
土日から週明け13日(月)にかけての天気
【11日(土)】
明日11日(土)も高気圧に覆われるため、大体晴れるでしょう。にわか雨の心配もほとんどなく、各地で行楽日和となりそうです。
【12日(日)】
高気圧の勢力が強いため、12日(日)は西から前線がゆっくり近づく見込みです。湿った空気が入るため、段々と雲が厚くなるでしょう。夕方から所々で雨が降りだしますが、広い範囲で雨となるのは夜からとなりそうです。
【13日(月)】
13日(月)は前線が東海地方を通過し、前線が通過するタイミングで雨脚が強まる見込みです。また、南寄りの風が吹きつける山地や風がぶつかって雨雲が発達する所では、雨量が多くなるでしょう。
ちょうど通勤・通学の時間帯に、土砂降りの雨になる可能性があります。時間に余裕を持って、大きめの傘やレインコートを活用し、雨の降り方に十分注意してください。
日中いっぱいは雨が降り続き、名古屋市内では夜のはじめ頃、次第にやむ見込みです。静岡県では夜にかけても雨で、14日(火)日付の変わる頃から、西から次第にやんでくるでしょう。
13日(月)12時までの24時間予想降水量
13日(月)12時までの24時間予想降水量は、岐阜県や愛知県東部、静岡県では、広く100mm以上の大雨が予想されます。特に、愛知県東部や静岡県では、濃いオレンジ色や赤色で示される200mm~300mmと、かなりまとまった雨量が予想されている所もあります。警報級の大雨となる恐れがあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意してください。こまめに最新の天気予報を確認するようにしましょう。
大雨が発生 とるべき対応は
実際に大雨が発生したら、適切な対応ができるよう、事前に確認しておくことが大切です。安全を確保するために以下の点に注意してください。
① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。
② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。
③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。
④ 地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。
⑤ 上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。
2週間天気後半:18日(土)~23日(木) 暑さ増す、真夏日も
18日(土)以降も晴れる日が多いでしょう。19日(日)から20日(月)の傘マークは、今のところ、長い時間降り続く雨ではないため、大雨の心配はなさそうです。
最高気温は25℃以上の夏日が続く所がほとんどで、30℃以上の真夏日となる日もある見込みです。暑さが一段と増すため、運動会の練習などお子さんの熱中症に十分気をつけてください。
昨日9日、気象庁から高温に関する早期天候情報も発表されています。気温の高い状態が続くため、農作物や家畜の管理にも注意が必要です。