鴻上尚史さん(撮影/写真映像部・小山幸佑)
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 「異常なくらい人に嫌われることが怖い」という48歳男性。それには、子ども時代に親から肯定されたことがなかったことが関係しているというが、男性は親を恨むのではなく、自分自身を変えたいと話す。そんな男性に、鴻上尚史が贈った「人間は否定形を実行できない」というアドバイスの真意とは。

【相談221】人に嫌われるのが怖くて周りに合わせてしまいます。そんな自分が嫌なのですが、変わるためのアドバイスをください(48歳 男性 なるま)

 いつも自分にも通じるものがあるので、相談を読んでいます。私の悩みは異常なくらいに人から嫌われるのを恐れてしまうことです。

 そのせいでとにかく人に嫌われないよう周りに合わせることを1番に考えてきましたが、それだと結局はいいように人から使われるし、そんな私を嫌う人がいると42歳で気がつきました。恐らくですが、簡単に言うと子供時代に親から肯定された経験がないからだと分析してます。

 でも、もう終わったことなので親を恨んで立ち止まることはしません。ここから変えたいのです。皆から好かれることはまず無理だから周囲を気にしない。

 自分の世界に入る。

 頭では色々試行錯誤してますが、やはりこの嫌われないようにしてきた生き方がこびりついているので、どうしても気にしてしまうのです。鴻上さん、変われる方法を是非アドバイス下さい。

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鴻上尚史

鴻上尚史

鴻上尚史(こうかみ・しょうじ)/作家・演出家。1958年、愛媛県生まれ。早稲田大学卒。在学中に劇団「第三舞台」を旗揚げ。94年「スナフキンの手紙」で岸田國士戯曲賞受賞、2010年「グローブ・ジャングル」で読売文学賞戯曲賞。現在は、「KOKAMI@network」と「虚構の劇団」を中心に脚本、演出を手掛ける。近著に『「空気」を読んでも従わない~生き苦しさからラクになる 』(岩波ジュニア新書)、『ドン・キホーテ走る』(論創社)、また本連載を書籍にした『鴻上尚史のほがらか人生相談~息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋』がある。Twitter(@KOKAMIShoji)も随時更新中

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