週末は各地で気温が上がり、土曜が暑さのピークに。また、来週にかけても高温傾向が続く見込み。今日7日(火)、気象庁は全国の広い範囲に「高温に関する早期天候情報」を発表。13日(月)頃から、この時期としては「かなりの高温」となる見込み。
週末から気温上昇 広範囲に「高温に関する早期天候情報」も
今日7日(火)は、全国的に雨や曇りとなり、暑さの落ち着いた所が多くなっています。
また、明日8日(水)にかけて上空に流れ込む寒気の影響で、今日7日(火)よりさらに気温の低くなる所が多い見込みです。最高気温は平年を下回る所が多く、日本海側や北海道では、平年より大幅に低くなるでしょう。
週末からは一転して、気温が急上昇し、この先は寒暖差が大きくなりそうです。11日(土)をピークに、最高気温が25℃以上の夏日地点が急増するでしょう。
今日7日(火)、気象庁から発表された情報によりますと、週が明けても、高温傾向が続く見込みです。
九州~北海道にかけて、全国の広い範囲を対象に「高温に関する早期天候情報」が発表されました。13日(月)頃から(北陸・中国地方は5月15日(水)頃から)、この時期としては「かなりの高温」となるでしょう。
今年も真夏に入る前から、万全な熱中症対策が欠かせません。特に、暑さに弱いお年寄りやお子さんにはいつも以上に気を配って、こまめな水分補給をするように声掛けをしてあげましょう。
※高温に関する早期天候情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます。
熱中症を引き起こす条件
熱中症は、誰でも発症するおそれがあり、引き起こす条件は、大きく3つ挙げられます。
1つめは「環境による条件」です。その日の気温が高いだけでなく、急に暑くなった日や、熱波の襲来も危険です。また、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いといった気象条件も、熱中症を引き起こします。締め切った室内や、エアコンがない所といった環境も、熱中症には特に注意が必要です。
2つめは「体による条件」です。高齢者や乳幼児、体に障害がある方は、周りの方が特に気をつけてあげてください。肥満や持病(糖尿病、心臓病、精神疾患など)のある方も、熱中症にかかるリスクが高まります。低栄養状態、脱水状態の方は、体にこもった熱を、効率良く体の外へ逃がせなくなるおそれがあります。二日酔いや寝不足などの体調不良でも、熱中症にかかりやすくなってしまいますので、ご注意ください。
3つめは「行動による条件」です。激しい運動をしたり、慣れない運動をしたりすると、体内で熱が発生しますが、その熱が体の中にこもったままだと、熱中症にかかりやすくなります。長い時間の屋外作業や、水分補給がしにくい状況も、熱中症を引き起こす原因になりますので、十分お気を付けください。