いよいよ大型連休が始まった。普段は忙しく過ごしている人も、人生についてじっくり考えるチャンスだ。ゴールデンウィークは、過去に配信した記事の中から改めて読みたい人物ストーリーやその道のプロの言葉を紹介する(この記事は2022年10月24日に配信した内容の再掲です。年齢、肩書、日付等は当時)。
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ブロガー・作家のはあちゅうさん(36)がしみけんさん(43)との事実婚解消後、ロングインタビューに応じた。20代には年間10冊以上の本を出版し、インフルエンサーとして一世を風靡したはあちゅうさん。しみけんさんとの結婚生活で感じていたこと、離婚に踏み切ったきっかけなどを語った【前編】に続き、【後編】では、結婚中にセーブしていた仕事に対する思いや、シングルマザーとして描く今後のキャリアビジョンについて聞いた。
※前編『「はあちゅう」が離婚後初めて語った“しみけんとの結婚生活”と“別居を決めた出来事”』より続く
――離婚発表後はどんな反響がありましたか。
予想はしていたんですが、ネット上では離婚に対して様々なネガティブな反応がありましたね。事実婚だったので「結婚より軽いから、軽く別れたんじゃないか」とか、「離婚するなら子ども作るな」とか「離婚すると思ってました」とか。
それでも、思っていたより温かい反応が多かったです。「気持ちわかります」とか「実は私も今悩んでいて」とか。質問もたくさん来て、世の中にはシングルマザーの人も結婚しながら結婚に悩んでいる人も結構多いんだなと感じました。そして、今は時代の転換期なのかなとも感じました。
私たちが離婚を決めたタイミングで、ryuchell(りゅうちぇる)さんとpeco(ぺこ)さんが夫婦関係を解消すると発表され、夫とは「同じような感じだね」と家でも話していました。私たちの発表文も最初は「妻と夫とかいう役割からいったん離れます」という感じだったんですが、お二人と似ている気がして変えたほどです。
――SNS上では共感の声が集まっていました。
発表してみて、家族というものに疲れている人は多いんだなと感じました。「実は私も離婚していて」という話を打ち明けてくれる人もすごく多かったです。何年も連絡を取り合ってなかった大学時代の同級生が「見たよ。実は私もモラハラ夫と離婚して幸せだよ、頑張って」とSNSを通して声をかけてくれたり。離婚を発表したことで、同じ経験をしたいろんな人たちとつながれる機会が得られました。