日本人の海外旅行先として不動の人気を誇る韓国。その韓国・ソウルに住んで13年になるという「こりあゆ」さんが、これまでの韓国生活をまとめた初の著書『ソウル在住会社員&YouTuberが教える SEOULな暮らし方』を出した。会社員として働きながら、YouTuberとしても活躍中。本では、自分と同じように韓国で暮らす日本人女性たちと、「部屋探し」「大学留学」「就職」「コミュニケーション」について、リアルに語り合っている。
『SEOULな暮らし方』の発売を記念して、彼女たちの本音トークを4回に分けて配信。ソウルでのリアルライフを体感してほしい。今回は、韓国の「就職」事情をソウル在住10年のりささんと再び。
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こりあゆ ソウルでどうやって就職先を探したの?
りさ 韓国には「サラミン(saramin)」「インクルート(incruit)」といった、日本の「マイナビ」みたいな就活サイトがいくつもあるけど、そこに履歴書をアップしていたら、会社側から連絡が来て。面接を受けてそのまま採用に。日本人の場合、就労ビザが出ない限り働けないから、そのときは何より「ビザ優先」。もう条件があうならとりあえずOKという感じでした。
こりあゆ たしかゲーム関連の会社に行ったよね。
りさ そうそう。業務はゲーム運営と日本向けのマーケティング。ゲームだから事前予約もあるし、広告アプリの手配もあったし。コミュニティ上でカスタマーサービスから翻訳、通訳、イベント企画全般までいろいろ。もう、運営という名の何でも屋でした。
こりあゆ 働いていて、ストレスだったり嫌だったりしたことは?
りさ 一緒に働いていた仲間たちはなんでも言い合える関係で、とてもよかったけど、仕事の内容がかなりきつくて!いまでこそ韓国は働き方改革で労働時間に厳しくなったけど、当時は残業が多くて、かつ、残業代が出ない!労働時間や内容と給料が見合ってなかった。