自給自足生活への憧れ
どんな作品でもしっかりと演じる切る山田だが、役とはどのように向き合っているのだろうか。
「人志松本の酒のツマミになる話 2時間スペシャルin福岡」(フジテレビ系、2023年12月29日放送)では、撮影期間中は演じている役によって言葉や態度が変わってくると告白。また、役を維持するため、座り方に気をつけたり飲むものや食べるものを変えたりすることもあるという。また、同番組で共演者から「殺人者の役をやっていたら、家に帰っても殺人者でいるってこと?」と聞かれると、「ゼロには絶対しないです」とキッパリと話した。以前から憑依型の俳優と言われていた山田だが、私生活でも役に入り込んでいるようだ。
「最近では芸能以外の活動も話題です。例えば、21年に“原点回帰”というプロジェクトをスタートさせ、自給自足を目標に農業に取り組んでいます。10代の頃から自給自足生活への憧れがあり、現在は全国十数カ所に畑があると語っていました。プロジェクトのメンバーにはプロの生産者もおり、『この日なら行けます』と連絡を取り合いながら、野菜を育てるだけではなく、人間関係も学んでいるそうです。また、アートにも興味があり、アートヴィレッジにする島を探しているとインタビューで明かしていたことも。山田自身が気に入った無名アーティストに『1カ月ここに住みません?』と声を掛け、そこをアトリエにしてアート活動をしてもらい、出来上がった作品のうち1点でもいいから置いて帰ってもらう。そうやってアートがたまる拠点を実現したいとか。自身の理想をかなえるべく芸能以外の活動にしっかり取り組んでいるところも、俳優としての重みにつながっているのかもしれません」(同)