鮮烈なデビューから2年4カ月、初のドーム公演を成功させたBE:FIRST。世界に踏み出す心境を語った。AERA 2024年4月29日-5月6日合併号より。
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BE:FIRSTが世界を目指すための最低条件として掲げてきた初のドーム公演を成功させた。
「最近メンバーと世界進出の話をよくしています。やり方はいろいろあると思いますが、僕たちの主軸は音楽。自分たちがやりたい音楽をもっと具現化するためにクリエイティブのアベレージを上げたい」(MANATO)
「世界中で愛されている日本の文化を上書きして、これまでになかったものを感じてもらいたい。やるならとことんやるべきだと思っています」(RYOKI)
「国内、国外関係なくやりたいことがたくさんあります。自分の芯をしっかりと通しながら、チーム一丸となって挑戦していきたい」(SHUNTO)
メンバーの強い意志の下、自分たちのルーツであるヒップホップを現代に蘇らせたチャレンジングな楽曲「Mainstream」が音楽チャート116冠を達成。次の一手となる「Masterplan」では和とヒップホップを融合。「日本を背負って世界に踏み出す意思が込められた曲」(SOTA)だ。
「『Mainstream』が思った以上に日本で支持してもらえたことに対する驚きはありました。多くの人に支持していただけるのは嬉しいこと。だからこそみんなとこの先の話をするのがどんどん楽しくなっています」(RYUHEI)
今回の取材は東京ドーム公演後、京セラドーム大阪公演を控えた3月下旬に行われた。
「初めてのドーム公演で良いライブができた。何も話さなくともメンバー各々が自分の反省点と向き合った上でグループのリハーサルですり合わせをするのがBE:FIRST。意思の疎通は常日頃から取れていますし、ライブ前に円陣を組めば京セラドームもきっとうまくいくはず。力みすぎることなく一歩一歩成長していくのが僕たちらしさです」(LEO)
(ライター・小松香里)
※AERA 2024年4月29日-5月6日合併号