★清家 心(青山学院大学・法学部4年)
・情報カード「京大式」 550円(コレクト)
1969年発売のロングセラー商品。当時、長く京都大学で研究生活を送った学者の梅棹忠夫氏(民族学、比較文明論)が著書『知的生産の技術』で提唱した情報整理術が大流行。同氏の理想を再現したのが本商品だ。
■まとめやテンプレ作成に絶妙なサイズが魅力
リング式の単語帳は便利だが、たくさん書き込めない。ノートなら筆記面は広いが、必要な情報だけを抜き出せない。そんな悩みを解決するため、清家心さんが愛用していたのが、B6サイズの「情報カード『京大式』」。「日本史の概要まとめや、英作文のテンプレート作成にピッタリ。情報量にあわせて、単語帳と使い分けました」(清家さん)。使うタイミングは、寝る直前、起きた直後、そしてスキマ時間。「食事中や休憩中にも使いやすく、『ながら勉強』がはかどります」(同)
★太田百香(東京大学・文科二類2年)
・ダブルエアイン 66円(プラス)
軽い力で消せることにこだわる「エアイン」の姉妹製品で、従来品よりさらに軽い消し心地を追求。グリーン、ピンク、ブラック、ホワイトの4色展開だ。ペンケースにスッキリおさまる、スリムなスティック型。
■軽い力でさらっと消せて疲れにくく効率アップ
時間が足りない! そんなとき、日々の「消しゴムで消す」動作に着目した太田百香さんが選んだのが、「ダブルエアイン」。「軽い力でこするだけで素早く広範囲を消せるので、疲れにくくなって効率がよくなりました」(太田さん)。1日数分の違いでも、1カ月、1年……と積み重なると、違いは歴然。時間を無駄なく使うのは、受験生のキホンだ。使うたびにやる気が高まるような、きれいなグリーンもお気に入りなんだとか。
(取材・文/本誌・直木詩帆)
※週刊朝日 2022年6月24日号