ポニテでノリノリ明菜
第1弾となった『TATTOO-JAZZ-』では、しっとりしたジャズアレンジでありながら、中森明菜はビートに乗って、ポニーテールを揺らしノリノリ! 歌い終わったあと、カメラ目線で、控えめにダブルピースをする。歌っていることを全身で楽しんでいるようだった。
動画は話題を呼び、再生回数は『TATTOO-JAZZ-』が465万回、『BLONDE-JAZZ-』が239万回(4月16日現在)。『TATTOO-JAZZ-』を視聴したとき、Kayaは「こういう歌い方をしてくるんだ!」と喜びとともに驚いたと話す。
「昨年、明菜さんがセルフカバーした『北ウイング-classic-』のときも、“こういう歌い方するんだ”と思いましたが、『TATTOO-JAZZ-』もなるほどという感じで、管弦楽と『TATTOO』は合う! 無理にジャズアレンジにしているのではなくとてもマッチしていると思います」
嬉しい想定外!
一方、第2弾の『BLONDE-JAZZ-』にKayaは「想定外でした」という。
「2002年にリリースされた『Akina Nakamori〜歌姫ダブル・ディケイド』に、原曲とは異なるアレンジのセルフカバーを収めているんですが、そこには『飾りじゃないのよ涙は』とか『少女A』とか、ジャズアレンジになってもおかしくない、ある意味わかりやすい曲ばかりでした」
『Akina Nakamori〜歌姫ダブル・ディケイド』の収録曲は、「TATTOO」「ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕」「TANGO NOIR」「北ウイング」「SAND BEIGE -砂漠へ-」など全14曲が収められている。このことからKayaは、まさか『BLONDE』でくるとは!?と思ったという。
「当時の都会的な女性をイメージした肩パッドの入ったボディコン衣装でイケイケで歌っていたあの『BLONDE』が“こうくるか!”という嬉しい想定外でした」
当時、歌番組などで『BLONDE』を歌うときの衣装は、シルクのスカーフのボディコンワンピ。背中は首筋から腰までVの字に肌見せ、もともと細いウエストラインは肩パッドの効果もありさらにシェイプされたものだった。アクセサリーはゴールドのネックレスやブレスレットを重ね付け。