5000件に及ぶ片づけ相談の経験と心理学をもとに作り上げたオリジナルメソッドで、汚部屋に悩む女性たちの「片づけの習慣化」をサポートする西崎彩智(にしざき・さち)さん。募集のたびに満員御礼の講座「家庭力アッププロジェクト®」を主宰する彼女が、片づけられない女性たちのヨモヤマ話や奮闘記を交えながら、リバウンドしない片づけの考え方をお伝えします。
case.70 片づけで変わった自分の意識 夫+子ども3人+義両親/鍼灸師
部屋はその人の心の状態を表す、といいます。散らかっているときは、何かよくないことを心に抱えているのかもしれません。心がそのような状態のときは、日常生活や仕事にも影響があるパターンが多いように思います。
イライラして家族に当たってしまったり、仕事で失敗してしまったり……。何が悪いのか原因はよくわからないけれど、すべてうまくいかないということは多くの人が経験されているのではないでしょうか。
現状を大きく変えるために、心の状態を整えたい。
そう思うなら、まずは部屋を見直してみることをおすすめします。一つのきっかけになると思いますよ。
ひとみさんは、まず家の中のごちゃごちゃをどうにかしたいとお悩みでした。もともと片づけは苦手で、家族7人で暮らす家はモノが多め。頑張って片づけても、すぐに元に戻ってしまいました。
子どもが増えるとモノも増えて、床に出しっぱなしになっている状態が当たり前。夫が思い描くような、生活空間にモノがなくスッキリしている海外の家とは程遠い状態でした。同居している義両親は何も言わないけれど、「きっと散らかっていることを気にしているだろうな」と一人で思い込んでモヤモヤする毎日。
昨年の春に実家をたたむことになり、取り急ぎ実家の荷物を自分の家に持ってくることになると、モノの量はさらに増加。どう片づければいいかわからないと途方に暮れているときに、家庭力アッププロジェクト®と出会いました。