【9位 灰とダイヤモンド 66票】
44枚目シングル「灰とダイヤモンド」(1985年8月8日リリース/作詞・作曲:李花幻)が9位にランクイン。それまで所属していた渡辺プロダクションを独立し、東芝EMI(当時)に移籍しての第1弾となった作品だ。前作の「AMAPOLA」(1984年9月)から、約1年ぶりのシングルリリースとなった。
「独立してからのジュリーがいいですね。顔も声も歌も」(70代・女性)
「活動停止あけで夜ヒットで歌った時の歌声がホントに高音がきれいで美しかったから」(50代・女性)
「ジュリーから人間・沢田研二として生きていくことの決意の一曲であり、シンプルな楽曲故に沢田さんの艶っぽさが引き立っているので」(40代・男性)
心情を吐露したような歌詞に引き込まれ、その奥深さに魅力を感じた人も多いのだろう。
【8位 ス・ト・リ・ッ・パ・ー 74票】
第8位にあがったのは「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」(1981年9月21日リリース/作詞:三浦徳子 作曲:沢田研二)。
作曲がジュリー本人で、当時流行していたアメリカ・ニューヨークロングアイランド出身のバンド、ストレイ・キャッツに代表されるネオ・ロカビリーを取り入れたといわれている。イントロのベースの音だけでも胸躍るサウンドで、いま聴いてもカッコいい。
「曲が流れてくるだけでドキドキします」(60代・女性)
「本人の作曲、ベースの音がカッコ良い。今でも」(50代・男性)
バックバンド「EXOTICS(エキゾティクス)」を率いての第1弾シングルで、それまでとは異なるサウンドに、素直に「カッコいい」という理由が回答に並ぶのもこの曲の特徴だった。
「あの奇抜なメークとマイクスタンドを斜めのボーカルスタイルがダンディーでカッコ良かった…バックバンドの方たちのシャウトもノリノリで好きだった。特にフジテレビ『ドリフ大爆笑』に流れた時とやはりTBS『ザ·ベストテン』」(50代・男性)
いま聴いてもサビていない、いやむしろカッコいいと思える名曲なのはさすがジュリーだ!