石田夫妻は文春が選ぶ『嫌いな夫婦』の第一位だが、さりげないところで元日テレアナ・西尾由佳理の嫌われぶりも伝わってきた。そのむかし『ズームイン!!SUPER』や『24時間テレビ』の司会を七年連続で務めたほどの人気アナだったのに、東野幸治、山里亮太(南海キャンディーズ)と司会を務めた『世界HOTジャーナル(フジテレビ系)』が去る八月七日で打ち切られ、以来、地上波のレギュラー番組がゼロになってしまったらしい。
『世界HOTジャーナル』は二〇一三年十月から土曜朝にフジの伊藤利尋アナと始めた番組だ。途中、西尾が産休に入り、復帰にあわせ東野幸治と山里亮太がMCに加わり、今年四月から金曜ゴールデンに昇格していた。それが、わずか四カ月での打ち切りだったのである。
「打ち切りの理由は、視聴率が三~四%台と低迷したからです。ゴールデンだから西尾クラスだと一本一〇〇万円以上の高額ギャラが支払われるのに視聴率が悪すぎた。しかも西尾は低視聴率で打ち切った『アゲるテレビ(フジテレビ系)』でも司会だった。二回連続打ち切り番組のMCでは、彼女が数字を持っていないと判断せざるを得ません」
と厳しいことを言うのはフジテレビの関係者だ。
参考までに『アゲるテレビ』というのは二〇一三年四月~九月に放送されたが、番組開始当初から視聴率は一~二%台を連発するなど、フジテレビとしては歴史的な大惨敗を喫することになった昼のワイドショーでもあった。
仕事がなくなった西尾サン、各局に売り込みを始めたそうだ。
「TBSは夏目三久、テレ朝は羽鳥慎一という日テレ出身のアナがすでに朝の情報番組で司会をしている。フジの惨劇を知っているので、西尾サイドには二局とも丁重にお断りをしたようです。テレビ東京は、他の民放よりギャラが約二~三割下がるため交渉がうまくいかなかった」(芸能関係者)
最後に頼ったのが、古巣の日テレだった。シャレのようだが、仕事がゼロになった西尾サンは、山岸舞の結婚引退にあわせ席が空いた『NEWS ZERO』に売り込みをかけたのだとか。