テレビに出ていたころは味わえなかったやりがいだ。 

「でも、タレント時代の経験は無駄ではなかったと思っています。人前に出ると緊張するという人がいますが、私は人が多いほどモチベーションが上がるんです。芸能界にいたからこそ培われた力ですし、それが今に生きていると感じています」 

 アイドルと熱波師。全く異なる世界に見えるが、鮭山さんにとっては地続きだったということだろう。 

 今日もどこかのサウナでタオルを回す鮭山さん。その流した汗の量だけ誰かが癒やされ、活力を得てサウナを旅立つ。それぞれの現実に帰っていくのだ。

写真・図版(6枚目)| 元アイドルの「日本一、予約が取れない熱波師」 鮭山未菜美さんが芸能界で感じた疑問と今のやりがい

(AERA dot.編集部・國府田英之) 

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