藤田さんは、その場にいる全員が愛子さまの手元に注目していることが素晴らしいと話す。確かに「おじいちゃん」、「おばあちゃん」である平成の天皇陛下や皇后美智子さま、「おば」と「おじ」の秋篠宮ご夫妻、従妹の眞子さんに、愛子さまを手伝う佳子さま、小さな悠仁さままでが、愛子さまの手元に注目している。
「つまり、その場の人間がみんな、愛子さまに対して『すごいね』『応援しているよ』とメッセージを発し、あたたかな気持ちで包み込んでいるのです。このとき皇太子であった陛下は、『愛子を見てくれているんだね』といった表情を悠仁さまに向けていらっしゃる。皇后であった美智子さまも『ここまで上手になって』といった慈愛のまなざしを注ぎ、従妹の佳子さまは、愛子さまの面倒をよく見ています」
藤田さんは、何かに取り組む子どもに対して周囲が応援し、あたたかな気持ちで包み込むことが成長にとって大事なことだと話す。
積み木で得る3つの教育的効果
積み木遊びは、知育玩具としても、実は奥が深い。
子どもは積み木に「触り」、「積んで」「崩して」を繰り返す。これは経験したことのない新しい刺激や環境に注意を向けて、確認をして探ろうとする「探索行動」の始まりだという。
積み木遊びには三つの重要な教育効果がある、と藤田さんは言う。
一つ目は、幼い頃からカラフルな色に触れることで、美しさに関する感性を刺激する。
二つ目は、積み木を組み合わせて建物や動物といった対象物に見立てる想像力が育まれる点だ。
三つ目は、数学的な感性。