秋篠宮家の次女・佳子さまは、20歳になられた14年の翌年15年の3月7日に、また、秋篠宮家の長男・悠仁さまは22年10月1日におひとりで伊勢神宮参拝をされている。愛子さまは、ご一家では2014年7月、中学2年生のときに伊勢神宮を参拝されたことがある。

内宮での拝礼を終え行在所へ向かう皇太子ご一家。伊勢神宮の神職ら関係者が総出で出迎えた=2014年7月29日(写真映像部・東川哲也)

愛子さまはひとつひとつ

 河西氏はこれからの愛子さまについて、こう話す。

「秋篠宮家の長女の眞子さん、次女の佳子さまは、10代から単独で公務をやってこられていて、本人の心構えというか、そういうのもが出来上がっていたと思います。

 一方、愛子さまは、学業を優先され、またコロナ禍があったこともあり、単独での公務はこれまではされてこなかった。

 大学を卒業し、日赤に就職して、同時に公務もされるということで、初めてのことが多くなる時期だと思います。ひとつひとつに集中して公務に励まれるのではないかと思います」

  だからこそ、伊勢神宮参拝の意味があると河西氏は言う。

「愛子さまは、これまで単独でお出かけになることはなかったので、今回の伊勢神宮参拝はいいきっかけになると思います。伊勢神宮参拝のほか、神武天皇陵(奈良県橿原市)にも行くとされているので、1泊なさるはず。地方の方たちとた触れ合うことのできるよい機会だと思います」

 いよいよ、愛子さまの新しい春が始まる。(AERA dot.編集部・太田裕子)