中国大手ECサイトで販売されていた追悼ジッポライター

非公式グッズを勝手に販売

「作者の死去が世界中で注目され、関連グッズの需要が欧米などでも高まるなか、中国企業が登録した商標を元に作成された、非公式グッズやコンテンツが勝手に販売されてしまう可能性が高いでしょう。彼らにとって今が稼ぎ時ですからね。ドラゴンボールの著作権を管理する集英社は、以前から同社が管理するアニメ関連の商標登録を中国で行っているのですが、すでに他企業や個人によって登録された商標については、先願主義の中国で取り戻すことは事実上困難です」(広瀬氏)

 知的財産権の保護強化をうたう中国だが、著作権者への権利侵害は依然として野放し状態だ。鳥山さんへの哀悼の言葉を表明した中国政府は、こうした現状をどう考えているのだろうか。

(山重慶子)

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