「祭 GALA」制作発表記者会見で。「かっこつけていただけますか?」というカメラマンのリクエストに、即座にかっこつけた宮舘涼太(左)に、「か、かっこつけてですか?」と聞き返す深澤辰哉(右)。「岩本(照・中央)さんの肩に肘を置くとか……」と言われ、「新しい!」(撮影/編集部・伏見美雪)

 具体的な演出に関する質問には、「言いたいです。もう本当にここまで来てるんですけど」と岩本が喉元に手を当て、深澤が「究極のネタバレになっちゃう」ので言えない、と返しながらも、3人が「挑戦したことないような演目」については、3人で目を合わせうなづきあってから、それぞれ明かしてくれた。

「Snow Manのメンバーならではの酷使をする」と言うのが宮舘。「フライングをさせていただこうかなと思っています。それこそ、いままで誰もやったことがないような、ちょっと一味変わったフライング」でみせる。

 岩本は、滝沢歌舞伎でも演じていた中国の伝統芸能「変面」を、「新たに進化させた」「個人的には見たことないなっていうものに」挑戦する予定だ。

 深澤には「僕、やっぱ普段からこうおしゃべりなので、おしゃべりを生かした」シーンが。「リハーサルでやったら僕一人で9分ぐらいしゃべってた」「アドリブももちろんありますけど、本当に決め打ちのセリフがちゃんとあって」、酷使するのは体だけではなく「口もまわしちゃうっていう」と、早くも軽快に口をまわした。

 さらに今回、岩本は振付、宮舘は衣装も担当している。

 Snow Manの楽曲の振付も多数担ってきた岩本は、「振付演出構成照明、ほぼほぼ入らせてもらってる」と全面的に関与。「どういうふうに踊ったらおもしろいかなとか、より2人とか、ほかのキャストさんのエネルギーを、見てくださる方に届けられるかな、っていうのを、頭のなかで想像しながら振りを作っている最中って感じですね」と思いを語った。

 ファッションにこだわりを持つ宮舘は、その岩本が作る「振付の世界観」と、「大勢の方が出てくださいますので、バランスを取らせていただく」衣装に注力したという。ファッションデザイナーのコシノジュンコに依頼した、オープニングの「ド派手な」(宮舘)「わっと驚くような要素が入った衣装」(深澤)にも注目だ。

 そんな2人に対し、深澤は?と問われると、「僕はあのー、差し入れ担当」と、いい笑顔に。「作品をつくるうえで、スタッフさんとかキャストのみなさんとの絆みたいなものってやっぱり僕、大事だなと思ってて、僕に何ができるんだろうと思ったときに、差し入れだなって」「本番だけじゃないなーって、舞台というか、作品づくりって。リハーサルからやっぱりみんなで気持ち作っていかないといけないなと」とやけに説得力のある理由を述べ、「4日後ぐらいに1回、ピザパーティーやります」と宣言。

 会場から上がった感嘆の声に、「初めて聞きましたね。『ピザパーティーやります』『おおー』って」という宮舘のツッコミが入るなか、出費がかさむのではというコメントに「お安い御用ですよ。いい作品を作るうえでは必要ですから」と、お財布と愛称の「ふっか」を合わせて後輩から「おさいふっか」と呼ばれていたほど気前のいいことで知られる深澤ならではの即答で笑わせた。

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今日は俳優モードで