
100万円の脱走対策で1億円の罰金回避
アライグマは特定外来生物に指定されており、脱走させたら罰金です。個人なら300万円以下(もしくは3年以下の懲役)、筆者のような法人の場合は、なんと最大1億円です! というわけで、飼育場には檻が必要です。イヌ用ケージでは抜け出してしまうので使えません。網の隙間は4センチ以下の檻を使い、檻の出入り口には脱出予防のため二重の扉を設置します。これらの設備を用意するのに100万円かけて、罰金を回避しましょう。
その他、噛みつき対策で、動物病院でよく使う3万円ほどの超頑丈な動物保定用の手袋が必要です。1年に1、2枚ぐらいの想定です。
病原体を保有しているかもしれない
最後に怖いことを言います。アライグマは、狂犬病やアライグマ回虫症などの病原体を保有している可能性が高いです。あなたが狂犬病を発症したら、おそらく助かりません。

では、ちょっとフォルムが似ている動物園の人気者、レッサーパンダを飼育すると…?