先月26日頃から千葉県を中心に地震が頻発しています。昨日6日17時9分頃には、千葉県北東部でM3.3(速報値)の地震(最大震度3)、今朝7日7時32分頃には千葉県東方沖でM3.6(速報値)の地震(最大震度1)が観測されました。
今朝も千葉県東方沖で震度1の地震
先月26日頃から千葉県を中心に地震が頻発しています。昨日6日17時9分頃には、千葉県北東部でM3.3(速報値)の地震(最大震度3)、今朝7日7時32分頃には千葉県東方沖でM3.6(速報値)の地震(最大震度1)が観測されました。
今月1日に気象庁が発表した、地震調査委員会の調査結果によると、「今後も引き続き地震が発生し、震度5弱程度の強い揺れが観測される可能性があるため、強い揺れに注意が必要である」とのことです。日頃から地震への備えを確認し、いつ揺れに見舞われても身を守ることができるようにしておきましょう。
引き続き強い揺れに注意
千葉県東方沖では、先月2月26日から震度1以上を観測する地震が多くなるなど地震活動がやや活発化する中、2月29日18時35分頃にM4.9(速報値)の地震(最大震度4)、3月1日5時43分頃にM5.2(速報値)の地震(最大震度4)が発生するなど、地震活動が継続しています。また同じく千葉県南部でも3月2日1時49分頃にM5.0(速報値)の地震(最大震度4)が観測されるなど、千葉県を中心に地震が相次いでいます。
過去にも数年に一度程度の頻度で「ゆっくりすべり」を伴う同様の地震活動が観測されており、これまでに、1996年、2002年、2007年、2011年、2014年、2018年に見られているとのことです。1週間から数か月間程度地震活動が継続することがあり、2007年には最大震度5弱を観測しています。
地震調査研究推進本部地震調査委員会によると、過去の地震活動を踏まえると、今後も引き続き地震が発生して、震度5弱程度の強い揺れが観測される可能性がありますので、強い揺れに注意が必要です。
日頃からできる備え
地震は突然襲ってきます。いつ揺れに見舞われても身を守ることができるように、日頃から以下のポイントを確認し、備えましょう。
① 非常時の水・食料の備蓄、非常持ち出し品を準備しておいてください。備蓄には使った分だけ買い足していく「ローリングストック」をぜひ活用してください。
② 家具の固定をしましょう。万が一、倒れてきた場合でも通路をふさがないような配置にしておくと安心です。また、ガラスには飛散防止フィルムを貼るなど、日頃から家の中の安全対策を徹底しましょう。
③ 地震が発生したときの連絡手段や集合場所について、あらかじめ家庭で話し合っておきましょう。
④ 普段通る道に危険な場所や物がないか確認しておきましょう。また、地盤の弱い場所や地震によって地盤の緩んだ場所は、雨などによって土砂災害が発生することがあります。前もって周囲の状況を確認しておいてください。