2021年に上方漫才大賞に輝いたプラス・マイナスの岩橋良昌(右)と兼光タカシ=2021年4月10日

 2月22日、吉本興業がプラス・マイナスの岩橋良昌とのマネジメント契約を解消したことを発表した。吉本興業は岩橋がSNSで関係者の名誉を毀損する不適切な投稿を行っていたことを問題視しており、事務所からの注意・要請に反する投稿を続けていたことから、やむなく契約解除に至ったのだという。

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 岩橋は事務所を離れることになり、兼光タカシとのコンビも解散することになった。その後もSNSでの発信を続けていたが、2月28日には自身のYouTubeチャンネルで謝罪動画を公開した。スーツ姿の岩橋が神妙な面持ちで相方やファンをはじめとする多くの人々に頭を下げ、反省の言葉を述べていた。

 もともと岩橋には「やってはいけないとされていることをやりたくなってしまう」というクセがあり、そのことを面白おかしく話したりしてきた。

最近の岩橋の言動が

 だが、最近の岩橋のSNSでは、ネタにできるレベルを超えているような危なっかしい言葉が並んでいた。それらは一種の生々しい告発や暴露であることは間違いないのだが、その書きっぷりからは彼の情緒不安定なところが伝わってきて、すべて文字通りには受け止められないようなところもあった。

 もちろん告発の内容自体を無視するべきではないが、現段階ではそれよりも岩橋の健康状態の方が気がかりである。

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ラリー遠田

ラリー遠田

ラリー遠田(らりー・とおだ)/作家・お笑い評論家。お笑いやテレビに関する評論、執筆、イベント企画などを手掛ける。『イロモンガール』(白泉社)の漫画原作、『教養としての平成お笑い史』(ディスカヴァー携書)、『とんねるずと「めちゃイケ」の終わり<ポスト平成>のテレビバラエティ論』 (イースト新書)など著書多数。近著は『お笑い世代論 ドリフから霜降り明星まで』(光文社新書)。http://owa-writer.com/

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