「THE SECOND」では「そういうふうに人生は変わらないかもしれない」と語るちゅうえいさん(撮影/写真映像部・東川哲也)

人生は変わらないかもしれない

――淡々とこんな分析も語った。

ちゅうえい ただ、俺たち芸人は人生が変わる瞬間を夢見て、賞レースで優勝を目指すんですけど、もしかしたら「THE SECOND」ではそういうふうに人生変わらないかもしれないよね。

たきうえ それでも、「流れ星☆」は優勝したいですよ。

――今年の「THE SECOND」は3月23、24日に「開幕戦 ノックアウトステージ32→16」が、4月20、21日に「ノックアウトステージ16→8」が行われ、5月に生放送で「グランプリファイナル」が行われる。

たきうえ センスを追求した漫才で「M-1」に挑み続けて、勝てなかった。2013年の「THE MANZAI」の時にその路線を諦めて、ちゅうえいのギャグを漫才の中に入れたんです。そういうポップな漫才は当時の主流ではなかったけれど、自分たちの強みを全面に出したネタが受けて、初めて決勝に進出できた。去年の経験だけでなく、僕たちのこれまでの流れも踏まえて対策を練ったうえで、今年の「THE SECOND」には臨んでいます。

ちゅうえい ただね、もう一つ、怖いのが、予選でかなり受けたんですよ。ただ、すごく受けたのに落ちたコンビがたくさんいるんです。

たきうえ これだけ意気揚々と言ってるのは、ある程度、受けたんです。

ちゅうえい これでダメだったら知らんっていうくらい受けたので。だから、予選で落ちてたらホント、この記事全部破いていいです!

たきうえ 優勝っていう肩書が、シンプルにどうしてもほしいんです。もっと前なら、売れたい、お金もほしい、女の子にモテたい、いろいろあったんですけど、いま自分の生活も安定して、じゃあ何がモチベーションなのかというと、やっぱり「流れ星☆」という人生でないのは優勝なんですね。優勝して死んでいきたいって。

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