お笑いについて真っすぐにアツく語るたきうえさん(撮影/写真映像部・東川哲也)

たきうえ ネット、荒れましたねえ。ある程度芸歴重ねて、副業で金銭的ゆとりもできて、万が一干されてもいいや、というゆとりがあったので投稿しました。

ちゅうえい 完全に個人的な意見で、コンビのこと考えてない! こいつが干されたら、俺も干されますからね(笑)!

たきうえ こういう話をすると、「自分たちの信じたお笑いをやればいいだけだろ」とか言う人いると思うんですけど、俺らも最初はそう思ってたんですけど、いや、違うな、と。それじゃ勝てないんですよ。勝てないなら出なきゃいい。

ちゅうえい うん、出ないほうがいいよ!

たきうえ 出るんだったら勝ちたいから、その大会を知らないと。

ちゅうえい いろいろなゴールがあると思うけど、やっぱり出るからには、決勝に行きたいですからね。

「THE SECOND」の観客はこれまでと違った

――芸人たちがコントや漫才を披露する場には、観客やスタッフ、作家がいる。そこにどんな層の観客がいるかで、受けるネタが変わってくるという。

たきうえ 「M-1」も「キングオブコント」も、これまでの賞レースは、準決勝まではお笑い好きのお客さんが入っていたんです。だから、ニッチなネタが受ける。ところが、やっぱり賞レースもお茶の間で見るからでしょうね、決勝はごく普通のお客さんが多く入っていて、お茶の間的なポップな笑いが受けるんです。

ちゅうえい これまでの賞レースは、たとえば、「THE MANZAI」は本当にお祭りなんです。一般の人が受ければ受けるほど、審査員の得点が高くなるから。だけど、予選はお笑い好きをうならせないと、っていうふうに肌感覚で思っていた。

たきうえ だから、「THE SECOND」も決勝まで進めば、僕たちは強いなっていう自信はあったんです。僕らは営業をかなりやってきたし、老若男女を笑わせてきた自負があるから。だけど、いざ決勝トーナメントのふたを開けてみたら、お笑い好きのお客さんが揃っていたんですよ。びっくりしました。思いましたね、「これ、とんでもない大会だ」って。

ちゅうえい お客さんの温度がずっと一緒だったんですよ。今までの大会と違うなあ、と。僕の地元の連れや親は「THE SECOND」を見て、「何が面白いかわからないネタがたくさんあった」って言ってました。フジテレビはただ、芸人愛のために、お笑いのファンのためだけにやってくれているんだなって。

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これでダメだったら知らん!