天皇誕生日での一般参賀。最後の回は、天皇ご一家と秋篠宮ご夫妻、佳子さまが中央に集まる「サービス」がある=2024月2月23日、皇居・宮殿の東庭(写真映像部・松永卓也)

 陛下は秋篠宮家との交流について、折に触れて世間にさりげなく発信しているものの、問題は世間の秋篠宮家に対する批判が一向におさまらないこの状況だ。

 河西准教授は、秋篠宮家が悠仁さまを「秘密のベール」に包み過ぎている、と指摘する。

「高校生といえば繊細な年ごろですから、ご両親としてはそっとしておきたいというお気持ちもあるでしょう。一方で、いまの天皇陛下については、昭和の時代の上皇ご夫妻は記者会見などで、ユーモアを交えて浩宮さま(当時)のエピソードを話しています。秋篠宮家の広報戦略の領域ではありますが、もうすこし悠仁さまの情報をオープンにすることも、共感につながるのではないでしょうか」
 

 悠仁さまは今春から高校3年生となり、進学先も注目される。同時に今年9月には18歳の成年を迎える。悠仁さまが担うものも、また大きくなりそうだ。

(AERA dot.編集部・永井貴子)

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