渡邉貴子さん(右)と園田真之介さん(撮影/写真映像部・和仁貢介)
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 AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2024年2月26日号では、キューブアンドカンパニーで管理部執行役員を務める渡邉貴子さん、Rally Growthの代表取締役社長・園田真之介さん夫婦について取り上げました。

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夫27歳、妻32歳で結婚。長男(10)、次男(7)の4人暮らし。

【出会いは?】それぞれが新卒で入社した会社で、同じプロジェクトに所属、中学が同じで実家も近所とわかり意気投合した。

【結婚までの道のりは?】夫が両足ねんざで歩けなくなって妻に世話をしてもらったので、そのお礼にと高級ホテルのディナーに誘いプロポーズ。客室はホテル都合で最上級のスイートにアップグレードされ最高の思い出に。

【家事や家計の分担は?】主に家計は夫、家事育児は妻が担う。「パパがいないときは3人力を合わせて」が妻と息子の合言葉。

妻 渡邉貴子[44]キューブアンドカンパニー 管理部執行役員

わたなべ・たかこ◆1979年、東京都生まれ。大学卒業後フレームワークスでSEを務め、2011年にキューブアンドカンパニーでITコンサルタント。2度の産休を経て、17年から現職。コーポレート責任者として管理部門を率いる

 いい子だとわかってはいたけれど、5歳も年下。しかも仕事に常に全力で、恋愛や結婚は二の次にするタイプの男性に思えて、しばらくは恋愛対象として考えることはできませんでした。

 それでも、彼は雑草みたいな人。どこにでも根を張って、どんな環境でもぐんぐん伸びていく人です。この先世の中が激変したとしても耐えていけるような強い人で、いつの間にか人生を共にしたいと思うようになりました。

 夫が率いる会社は創業まもないベンチャーだけれど、彼を信じてついてきてくれる従業員が大勢いて、彼らにも家族がいます。そう思うと本当にありがたくて、夫には週末にしっかりリフレッシュしてもらって、万全な状態で月曜を迎えてほしいなと思わされます。

 この先年をとっても、きっと今のようにお互い自立して、自分のやりたいことに没頭するのだろうなと思います。それでも互いが互いの帰る場所になっていることが、私たちの大切な絆なのです。

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