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2021年のデビューから順調にファンを拡大しているINI。だが慢心はない。11人が目指すのはさらなる高みだ。AERA 2024年2月26日号より。
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デビュー3年目となる昨年は、他事務所グループとのコラボレーションや、タイでのファンイベント開催、韓国の地上波音楽番組への出演など、国内外で活動の幅が広がる年になった。また振り付け、声優、俳優、教育番組のレギュラー出演など、個人活動の分野も多岐にわたった。飛躍の年、と思いきや、「メンバー誰も、そうは思っていないと思います」と藤牧京介。他のメンバーも「模索の年」(尾崎匠海)、「迷い多き1年」(池崎理人)、「たくさんの楽曲的冒険をした年」(木村柾哉)と、1年を振り返る。
「INIにフィットするものとしないもの。メンバーたちとたくさん悩んだ1年でした。その中で少しずつ定まってきた“INIらしさ”を大切に、これからまた頑張っていこうと思っています」と藤牧が話せば、「僕は、INIらしさは大切にしつつ、柔軟にやっていきたいという思いもある」と木村が言う。素直で活発なやりとりに、メンバーたちのグループを思う気持ちが伝わってきた。
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現在発売中の最新アルバムは、自分たちが今見せたいINI像だという。
「メンバーが作詞に参加した曲も多い。素に近いINIが詰まった作品になっていると思います」(佐野雄大)
今年、目指すは真の意味での“飛躍”だ。
「昔、ある占い番組に出演したとき、“2024年に飛躍する”って言われたんです。占師さんのメンツを立てるためにも、今年は大きく飛び立つ1年にしたいです」(田島将吾)
「僕たちはまだまだ遠くに行ける。
“MINI”(INIのファンネーム)と一緒にここから波に乗りたい」(池崎理人)
勝負の1年が始まった。(ライター・酒井美絵子)
※池崎理人さんの「崎」正式表記は立つ崎(たつさき)
※AERA 2024年2月26日号
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