写真:長田洋平/アフロ

ライバルはアンパンマン

 そんな小島が子どもたちに勉強を教えるYouTubeが好評なのもうなずける。「ミーツキャリア」(23年4月6日配信)では、子どもたちの保護者から「子どもが授業動画を見て、〇〇ができるようになりました」などと感謝されることもある明かしている。

「保護者からの人気が高まっていることは、企業からの好感度にも影響しているでしょう。小島は以前、インタビューで自身は飽きっぽいと語っていたのですが、それでも勉強を続けるコツについて、『いいんですよ、飽きても』とし、知りたいと思っていることがあれば集中的にやってみて、学ぶのは面白いと思えたら、それでOKだと話していました。今では、勉強の面白さを子どもに伝える教育者のような存在になっています」(同)

 小島といえば、体を張った裸芸で知られるが、2022年1月に更新された自身のXには、「あけましておめでとうございます! 気温2度。足裏の冷えマックス」と投稿。極寒の中でパフォーマンスを行ったことを報告した。次の投稿では「防寒対策は完璧」とつづり、カイロが3つ付いた海パンの写真を公開。これには「覚悟が違う」などのコメントが寄せられ、冬場の営業でも海パン一丁で頑張っていることに感動の声すら上がった。

 小島の活躍について「芸人として唯一無二の存在になってきた」と語るのは放送作家だ。

「ライバルだと思う芸人について、ライバルがいない方にかじを切っているとし、『芸人だと今はいない状態になってきた』とバラエティー番組で明かしていました。ライバルは芸人ではなく、しまじろうやアンパンマンだと言っていたのも印象的ですね。ショッピングモールなどのイベントスケジュールが、アンパンマン、プリキュア、小島よしおという並びだったりするそうです。マツケンサンバのように見ていると明るい気分になる。そんな要素がそろって、さまざまな世代から支持を集めているのだと思います」

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「比べることをやめること」