■町田「A」
黒田剛監督のもとでクラブ初のJ1舞台に挑む中、潤沢な資金力を今オフも投資して各ポジションに実力者たちを補強した。
守備陣では、東京五輪で正ゴールキーパーを務めたGK谷晃生(←G大阪)、J2屈指のGKだった山口瑠伊(←水戸)、元日本代表CB昌子源(←鹿島)、コソボ代表CBドレシェヴィッチ(←ファティ・カラギュムリュク)にレギュラーSBとして期待される林幸多郎(←横浜FC)を獲得。中盤にもJ1で実績のあるMF仙頭啓矢(←柏)、MF柴戸海(←浦和)を加え、アタッカー陣にも元韓国代表のFWナ・サンホ(←FCソウル)を筆頭に、FWオ・セフン(←清水)、FW藤本一輝(←大分)の実力者たちを加えた。
一方で主力の退団は、左SBの翁長聖、GKポープ・ウィリアム、現役引退した太田宏介と最小限。多くの選手が加入し、レギュラー陣も大幅に入れ替わりそうな中で、昨季のような一体感を築くことができるか。そしてチーム戦術をどれだけ早く浸透させることができるか。不安な部分はあるが、戦力補強という意味では大成功だろう。
(文・三和直樹)