ある目標を立てたとしたら、目標を達成するのに要した期間、なぜ達成することができたのか、あるいはなぜ達成できなかったのかなど、みずから分析するときに役立ちます。

・(1)~(3)の順番どおりに書く

「よくなかったこと」から書くのが重要です。イヤだったこと、つらかったこと、悲しかったことをぜんぶ吐き出してから「よかったこと」を書くことで、気持ちを前向きに切り替えるのです。

 もし順番を逆にしてしまうと、「よくなかったこと」が記憶に刻まれてしまうので注意してください。

「よくなかったこともあったけど、よかったこともあった」と思うか、「よかったこともあったけど、よくなかったこともあった」と思うか。小さいようで、大きな違いなのです。

・ゆっくり丁寧に書く

 文字の乱れは自律神経の乱れにつながります。時間がないときほど、ゆっくり丁寧に書いてください。

 4秒かけて鼻から吸い、8秒かけて口から吐く呼吸法をしながら書くのもおすすめです。

 3行日記の習慣は、大切な一日が漫然と過ぎていくことを防ぎます。

 日常のなかで「今日は何を日記に書こうかな」と意識するようになり、「今日はこれを書こう」と考えることで希望が見えてくるのです。

 最後に一つ、大事なことをお伝えします。「明日の目標」に書いたことは自分との約束だと思って、天候や体調などのやむを得ない事情がないかぎり、必ず実行するようにしてください。

「面倒だから明日でいいや」と先延ばしにしていると、ワクワクする毎日はやってきません。

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