林:やっぱり「マミー」とか「ダディー」って言うんですね。
河北:フフフッ、はい。
林:お二人とも日本の方ですか。
河北:そうです。
林:世界の情勢をそんなふうに子どもたちに教えるって、素晴らしいダディーですね。ニューヨークにはなかなか帰れないですか。
河北:そうですね。お休みをいただいたとき、年に1回ぐらいは帰ったりしてたんですけど、コロナがはやってからは、ぜんぜん帰れてないですね。
林:あちらのご両親、「会えなくて寂しい」とおっしゃってます?
河北:あ、マミーとダディーは一緒に日本に来てくれたんです。16歳のときにマミーと2人で日本に来て、ダディーはあとから来て、今も行ったり来たりですけど、拠点をこっちに移してくれました。
林:そうなんですか。ダディー、カッコいいんでしょうね。
河北:カッコいいです。私はダディー似って言われます。
林:お兄ちゃんもカッコいいんでしょうね。
河北:いや……。「いや」って言ったらあれですけど、お兄ちゃんは性格がいいです(笑)。
林:お兄ちゃんもこちらにいらっしゃるの?
河北:お兄ちゃんは大学が日本だったので、そのまま日本で就職しました。
林:お姉ちゃまは?
河北:お姉ちゃんは向こうにいます。
林:離れてるけど、河北家の結束は固いんですね。
河北:家族がすっごく仲よくて、今でも1週間に1回みんなでごはん食べたり、お姉ちゃんとは毎日のように連絡とってます。あと、ダディーがクセモノというか、ほんとに不思議な人で、夕ごはんは必ず家族5人で食べるとか、みんなで世界の出来事を語り合ったりするファミリーミーティングを週2回するとか、家庭にいろんなルールがあったんです。
林:テレビの画面を通しても、ずっと幸せな少女時代を過ごしてきたんだなというのが伝わってきますよ。早くニューヨークに行けるようになるといいですね。
河北:そうですね。新婚旅行にも行けてないんですよ。