春風亭一之輔、グラミー賞は90部門以上！？　「浅草芸能大賞なんて大賞、奨励賞、新人賞の三つだよ」

　落語家・春風亭一之輔さんが連載中のコラム「ああ、それ私よく知ってます。」。今回のお題は「グラミー賞」。

　私はFM番組のパーソナリティを13年つとめている。JFN 全国ネット「サンデーフリッカーズ」（サンフリ）という番組で、毎週日曜日6:00〜7:30に絶賛生放送中。

　今はワイドFMもありAMとFMの境目が曖昧になってきているが、サンフリでは「いま話題の音楽」と小洒落たトーク、リスナーからのメッセージでつなぐ1時間半。13年もの間、「日曜の朝のくつろぎの時間」をお届けしている。これぞ、ザ・エフエムといっていいだろう。

　かける楽曲も耳の肥えたリスナーを満足させるべくスタッフとパーソナリティが厳選している。たとえば……。

　えーと、こないだかけたのは……そうそう、キッスの世界「バクバクKiss」。皆さんご存じ、全日本女子プロレスとつんく♂が生んだスーパーユニット「キッスの世界」のデビュー曲だ。高橋奈苗・中西百重・納見佳容・脇澤美穂の絶妙な歌声のアンサンブルは日曜の早朝にピッタリ。

　次にかけた曲はデビル雅美「サイレント・グッバイ〜たとえ悲劇でも〜」。こちらも皆さん大好きな全日本女子プロレスのスーパーヒール・デビル雅美師匠のシングル曲だ。女子プロレス界でも屈指の歌姫が歌い上げる、ドラマの主題歌にもなった最強チューン。

　3曲目は桃色豚隊（ピンクトントン）「赤いウィンナー逃げた」。言わずと知れた元全日本女子プロレスのダンプ松本と大森ゆかりコンビの「桃色豚隊」にヒットメーカー秋元康が書き下ろした名曲。現役の頃からは考えられないキュートなダンプが微笑むジャケットも嬉しい。女力道山こと大森ゆかりさんも美しい！