東京ドームでのイベントも完売させた「オードリー」

オードリーやくりぃむしちゅーに白羽の矢!?

 長年にわたり、数多くの吉本芸人がバラエティー界を席巻してきたが、その構図は大きく変わる可能性が高い。民放バラエティー班のプロデューサーはこう証言する。

「吉本の芸人さんは圧倒的な数ですし、腕のある人も多いので、もちろんすぐに変わることはないでしょう。しかし、松本さんという王様がいなくなったことで、現場では『非吉本芸人で番組を作りたい』という機運がすでに生まれています。非吉本の関東芸人は、吉本勢にいいようにやられてきた歴史がありますからね。忸怩たる思いを抱えていた若手スタッフは少なくありません。今後、非吉本系の番組は作りやすくなっていくでしょう」

 では、松本に変わるバラエティーの中心は、今後誰が担っていくのか。

「とんねるずがテレビの真ん中から消えて以降、関東芸人を束ねられるようなカリスマがいないのも事実。ウッチャンナンチャンには現役感はなく、非吉本の急先鋒(せんぽう)といわれる有吉(弘行)さんは現在、すでにレギュラー番組を11本もやっているため、手がいっぱいです。キャリア的に期待されているのは、くりぃむしちゅーの2人。すでに大御所で安定期に入っていますが、有田(哲平)さんは今も精力的に新たな企画をテレビで模索していますし、ほかの芸人を束ねるのもうまい。あとはオードリーでしょうか。2月に東京ドームで行われるオールナイトニッポンのイベントの4万5000席を完売させ、47都道府県でライブビューイングも開催する人気ぶりですからね。もはや視聴率よりも配信やイベントでの集客力が重視される時代なので、彼らの根強い人気に期待しているテレビマンも多いですよ」

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吉本興業事自体が批判の対象に