準備を重ねるうち、テーマは自然と「新しいことに挑戦」と「とにかく楽しむ」の二つになりました。これを同時に成立させるのはなかなか難しく、しかし叶ったときには格別の喜びがあります。
堀井さんも私も、会場や配信で観てくださる互助会員(OVER THE SUNリスナーの総称)に楽しんでもらえることを、一番に願っています。そのためなら頑張れる自分たちに、驚いてもいます。
TO DOリストを目前にして思うのは「改善するための交渉や努力は厭(いと)わず、すぐにできなくても不貞腐れず、しかし体力の限界を意識しながら、とにかくやりきるしかない」ということ。25歳の時にこれを理解していたらなあ、とも思います。当時の私もがんばり屋さんではありましたが、どれも中途半端でした。
誰かのため、も結局は自分の欲望のひとつであり、自分は騙せないからこそ、自分との約束事をごまかしなく守れるかがすべてだと、この年になってようやく腹落ちしました。さあ、あとは全力でふざけるだけ! やるぞー!
※AERA 2024年2月5日号