でも、ここで大事なことは、頭を使って、「どうやったら、自分の時間を節約できるだろう?」と考えることです。脳トレですね。
人間、長生きすると、気づかずに「クセになっていること」「当たり前になっていること」をたくさん持っています。習慣になっている、当たり前にできていることというのは、脳みそちゃんを働かせなくてもできてしまうので、これは、シニア世代にはよくない。
「シャツがなくなったから、またいつものやつを、いつもの店に買いに行かなくちゃ」
と、反射的に動いているかもしれません。
でも、一歩立ち止まって考えてみてください。もっと、効率的に、うまく買い物ができないかなって。ここで、ものすごーく、頭を使うことに気づくと思いますよ。
自分の人生を計算して生きる
「洋服のまとめ買いはちょっと……」という人は、下着のまとめ買いをしてみたらいかがでしょう。
下着は、たいてい同じものをくり返し使うでしょうから、まとめ買いにもそれほど抵抗はないんじゃないかしら。
私なんて、一度に10年分の下着を買ったこともあります。しめて16万円。「え! 下着だけで16万!?」って驚かれるかもしれませんけど、10年分買えばそのくらいの金額になります。
というか、計算してみると、まとめ買いはむしろ「儲け」になるのよ。
例えば、時給千円で7時間働いたら、一日の収入は7千円。
下着を買うために1日を使ったとして、1年に2度下着を買い換えるとして、7千×2日分=1万4千円。10年間で計算したら、14万円。
ざっくりした計算ですけど、言い換えたら、10年分まとめ買いすれば14万円のお金儲けができるってことじゃないですか。
一日の稼ぎがもっと多い人だったら、さらに大きな額になります。
時給が半分の500円だったとしても、7万円儲けられることになります。
たかが下着を買いに行くだけの話ですけど、こうやって計算してみると、時間の節約が儲けにもなるってことがわかりますよね。
人生、何事においても、こんなふうに計算してみることが大事です。自分に与えられた時間から、人生を計算してほしいです。一日一日を漫然と費やさず、「時は金なり」の心構えで過ごしたいものです。