■自然体に接してくれたおかげで
でも、はじめは夫の両親にも長女と次女の発達の差がなるべく分からないようにと思っていたはずが、叔父や叔母やいとこなど、会う人が増えていっても、みんなが双子の姉妹と息子を同じようにかわいがってくれたことで少しずつ心境が変化していきました。
障害の有無にかかわらず、子どもを「かわいい」と言ってもらった時は本当に嬉しいものです。まわりの人たちが自然体で子どもに接してくれると、自分の中でつくっていた壁はなくなるのだと気づきました。もしかすると私は、自分が傷つかなくて済むように、先回りして心配していたのかもしれませんね。
今では長女は私の何よりの癒やしだと言い、さまざまなところで日々の生活を紹介しているので、もう彼女を隠すことはありません。でもだからこそ、小さな赤ちゃんを育てるママたちの葛藤を聞くと、とても共感し、今は焦らなくても大丈夫だよと思うのです。
■長女も一緒に食べられる我が家のおせち
さて。
我が家のお正月メニューには、長女も一緒に食べられるものを入れるの で、とろとろのきんとんとマッシュポテトとクリームたっぷりのスイーツは欠かせません。
これが我が家のおせちの定番だと、子どもたちが大人になっても覚えていてくれたら嬉しいです。
※AERAオリジナル限定記事