皇后雅子さまは12月9日、60歳のお誕生日を迎えられた。皇后さまらしさにもますます磨きがかかり、お出ましの装いも麗しい。雅子さまがよくお召しになるパンツスーツは、かっちりした印象なのに、柔らなか気品がある。どうしてなのか? スタイリストの角佑宇子(すみ・ゆうこ)さんが解説する。
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「以前はジャストサイジングでしたが、ジャケットの着丈も長めだったり、ややゆとりのあるシルエットが増えました」
ここ最近の雅子さまのパンツスーツの着こなしの変化を、スタイリストの角さんはこう話す。パンツスーツというと、ともすればかっちりした雰囲気になりがちで、中にはほとんど着ないという女性もいるかもしれない。
雅子さまはというと、パンツスーツなのに、かっちりというより柔らかな印象で、颯爽とした中に気品も感じられる。角さんは「細部にポイントがある」と話す。
例えば、鹿児島県で行われた「特別国民体育大会」での鮮やかなロイヤルブルーのスーツは、「ジャケットのさりげないデザイン性が印象的です」という。角さんは続けてこう話す。