若手からは憧れの存在
業界関係者だけでなく、後輩芸人からも慕われているようだ。
「名もなき若手芸人たちと飲むと、みんな久保田さんみたいな口調になってリアクションするんですよ。実は若手からは憧れの存在で、とてもリスペクトされています。世間的には炎上芸人として好感度も低いままだと思いますが、笑いを仕事にしている側からすると、絶大な支持があります」(前出の放送作家)
最近では、番組のダイエット企画で10キロ痩せたり、絵の個展を開いて1000万円の売り上げを達成するなど、悪態以外も注目されている。だが、世間の関心はそれよりも別のところにあるようで……。
「実はダイエットや個展の話はたいしてバズっていない(笑)。それよりもオール巨人師匠が『とろサーモンが王者になった2017年(のM-1)は、僕は和牛が優勝だと思っています』と著書に書き、それに対して久保田さんが『読んで、嫌いになりました』と不満をこぼした方が話題になりました。世間は“いい人・久保田”にはまったく関心がなく、悪態をつく久保田さんにこそ興味があるのです。久保田さんはそれを肌で感じていて、悲しみを背負いながらさらに悪態をつく。その悲しみが彼の笑いの原動なんだと思います」(民放バラエティー制作スタッフ)