今季開幕前には総額80億円の大型補強で優勝候補と言われながらリーグ3位に終わった。チーム編成の偏りなど、問題点が数多く噴出。新監督にとってチームの立て直しはかなり難しいものとなると予想される。
「小久保監督は肝が据わった人。何をやるべきかがわかっていて信念がブレない。若手選手の自立の重要性を感じ最初に着手したはず。ついて来れない選手は置いておく気持ちもあるだろう。チーム内で競争が活発化して強くなって欲しい」(ソフトバンク関係者)
「見た目を含め、グラウンドでの振る舞いやインタビューの受け答え。そういうもの全てそこ(結果)につながってくると思う」(小久保監督、10月23日の就任会見にて)
チームに欠けているものを「美しさ、美意識」と言い換えた。それらは「勝者の振る舞い」と言えるものかもしれない。野球への取り組み方、グラウンド外での行動、そして試合での戦い方……。勝者に相応しい美しいものであれば結果につながるはずだ。福岡移転後の顔とも言える小久保監督はチームをどう変えていくのだろうか。