鈴木おさむさんが、今を生きる同世代の方々におくる連載『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回は、イベント会場での出来事にについて。
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11月3日、東京FMさんのお仕事で、「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」に行ってきました。佐賀県で毎年行われている気球のお祭りです。
前からこのイベントのことは知っていて、いつか行ってみたいなと思っていました。この数年はコロナ禍で、縮小して開催していたんですが、今回久々に規模が戻っての本格開催。
僕はどうしても8歳の息子にも見せたくて、連れて行きました。
とてつもなく広い河原を会場に行われるのですが、向かったのは朝6時半。早い。行くと、スポンサーさんの気球が膨らみ始めている。バーナーの火で空気を熱してバルーンを上げていく。大迫力。
朝日が昇ると、今度は競技部門が始まる。70機以上の参加者がスタートと同時に、一斉にバルーンを膨らまして気球を上に上げていく。20分以内に飛ばないと、まずそこで失格となる。目の前で70機以上のバルーンがどんどん膨らんでいき空に上がっていく。もう圧巻。そして感動。人間の作った気球が自然と融和していく。
これまで51年の間に色々なものを見てきたが、日本でまだまだ見られてない、素晴らしいものがあることを実感。
SMAPのファン30年以上
ちなみにこの日は午前中、会場に13万人以上もの人が訪れていた。そして会場には朝から200以上の露店が出ている。そこにみなテンションが上がる。気球が上がりきると、店に一斉に並び始める。
最高の朝ご飯。佐賀の地元で人気のご飯も出店している。
僕が、うまそうなたこ焼き屋さんの前に息子と並んでいると、高校生くらいの息子さんを連れた女性の方が近づいてきた。そして「鈴木おさむさんですか?」と聞かれたので、「そうです」と答えました。その方は「私30年以上SMAPのファンで」と言ったので、こういう場所でずっとSMAPのことを応援している人と会えるのも嬉しいなと思い、「そうなんですか」と返すと、その方は「鈴木おさむさんが来年で放送作家をやめると聞いて」と話しました。