![武蔵美。駅から遠い。。。が、ここは散歩を楽しみましょう! 緑が深い (撮影/谷川賢作)
<br />](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/8/f/620mw/img_8f1e98b6ffae11e32355a08c6393e6aa62326.jpg)
![さあ着いた もうすぐです この奧に美術館があります はちまき姿の凛々しい、なかむらとうようさん(^^) (撮影/谷川賢作)
<br />](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/f/1/465mw/img_f1eba887d2e89f0d412566f54507fd5583864.jpg)
![ある日のタイムテーブル リクエストタイム&蓄音機タイム はずせません! (撮影/谷川賢作)
<br />](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/8/6/465mw/img_86d55b6bfdbc8a51d6b1c6dd46eff06a67953.jpg)
![おまけの写真 美術館近くに学食あります どうよこの安さ! 疲れたらここでちょっと休憩してまた見る&聞くっす (撮影/谷川賢作)](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/2/0/620mw/img_2088e8f35ce0fe14a814f514b53426a682548.jpg)
このコラムを書くようになって早一年。周期的におそってくる締め切りにおびえつつも継続してよかったなと思えることは、ネタを仕入れにどこにでもマメに足を運ぶようになったことだ。しかも「思い立ったが吉日」、即座にフットワーク軽くサッと行動するようになった。ありがと~Music Street(^^)
で、今回もさっそく行ってきましたこの展覧会。サブタイトルに「中村とうようコレクションでたどる20世紀大衆音楽のダイナミズム」とあるように、日本を代表する音楽評論家の中村とうようさん(辛口コラムにドキドキしっぱなしでした(^_^; でもいつでもズバッと核心を突いていく語り口は爽快だったなあ)が武蔵野美術大学美術館に寄贈された、なんと5万点にもおよぶ膨大なコレクションの中から選りすぐってのSP&LPレコード、音楽関連書籍、楽器等の展覧会です。会場の美術館は武蔵美のキャンパスの中にあります。最寄り駅は西武国分寺線「鷹の台駅」。そこからまずは“緑のトンネル玉川上水”を15分くらいテクテクと歩きなはれ。(国分寺から武蔵美までバスがあるはずなのだが、バス停が見つからんかったわい(^_^;))
やはり音楽がテーマの展覧会なので、できればイベントのある日に行かれることを強くおすすめします。会期中に何回も生演奏をフィーチャリングしたイベントが行われますし、特に7/20(月・祝)はウードの常味裕司さん、スラックキーギターの山内雄喜さんをはじめ、各ジャンルの凄腕ミュージシャン集結の3時間ライブ! 私はイベントのない日に行き、会場に入ってまず「親指ピアノ」の多種多彩なコレクションに度肝を抜かれたのですが、もちろん触ってはいけないし、撮影も禁止。く~楽器やんか、音聴いてなんぼなのに(T-T) とくやしい思いをしましたが、7/20には親指ピアノ博士サカキマンゴーさんの出演もあります!
ですが、ここ大事! イベントのない日に行く価値もあります。なんとこの展覧会、DJが常駐しているのです。つまり、ただ展示品を見るだけでなく、できるだけ音をその場で聞いてもらおうという積極的な姿勢、いいですねえ~これはほめちぎりたい(^o^)。一日になんども「リクエストタイム」があり、展示中のレコードをその場でかけてくれます。家で孤独にYOU TUBE内をさまようのもいいですが、たまにはこうやって外に出てユニークなビジュアルのジャケの森から「ピン!」ときたレコードをその場で聴いてみましょうよ。楽しいよ~!(ただしこの音源はデジタル化してあってmacから出ます。う~ん、まあ貴重な資料としてのレコード。何回もかけると磨り減っちゃうからなあ……)
そして展示中のエジソン製の蝋管蓄音機や、ディスク式オルゴール(曲は《ラ・パロマ》、泣ける)を実際にDJに操作してもらって聞ける時間もある。(こちらはもちろん生音。それにこのコーナーも日に何回かあります)20世紀初頭に作られたこれらの名器の音は本当に心地よい。世に渦巻くデジタルの音からしばし離れて、体に優しい豊かなアナログ音色世界にしばしの間たゆたってください。あああ~こうなったら、サカキマンゴーさんの常駐はかなわずとも、せめて弾くのを許されたお弟子さんがそこら辺をブラブラしていて、リクエストに応えて親指ピアノ弾いてくれたらなあ。できればいっぱい展示してある、ウードやブズーキやサズーといった世界中から集まった弦楽器たちの音も聴いてみたいなあ。ミニライブをもっともっとやってけれ~~(叫)(以上、わがままないものねだりでしたm(_ _)m
さて、とうようさんのコレクションは5万点。次回の展覧会はいつ、どんなテーマで開催なのだろう。セレクトする方は相当に「たのしんどい」(どんなに楽しくても、迷いぬいて選び疲れて頭ぱっぱらぱーになると思います)とお察ししますが、とても楽しみに待っています。その前に今回、会期をこんなに長くとってくれたことも、ほめちぎっ星3つです! 8/16(日)まで開催です。皆さん、億劫がらずにGoGo!! [次回7/6(月)更新予定]
■「ポピュラー音楽の世紀 中村とうようコレクションでたどる20世紀大衆音楽のダイナミズム」
http://mauml.musabi.ac.jp/museum/archives/8958
![](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/7/4/120m/img_741b3d1898916881622b1d0593742d5f492769.jpg)